Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018 感想

昨日12/9(日)、宇多田ヒカルさんのコンサート「Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018」ファイナルに行きました!

記憶が違ってる部分もあります。
「こいつ何言ってんの?」みたいな訳分からん感想を書いてる部分もあります。
もし読んでいる方がいても、あくまで個人的なブログと捉えてください。



当日は、
まさか当たると思ってなかったのでなぜか私がド緊張。笑
アルバム『初恋』を聴きながら、1時間30分ほど電車に揺られ到着。
事前に買っておいたビーニーを被って向かいます。

会場に着いたはいいものの、暗い&目が悪い&席ナンバーの位置が低くて(私は背が高い)、席が見つからず迷いウロウロ。恥ずかしかった。笑
ようやく席を見つけ(結局ウロウロしてた目の前にあった)、開演を待つのみ…!

照明が暗くなり、
宇多田さんが、『あなた』の歌い出しでライブを告げます。
大好きな曲だったので嬉しかった!
ただ、「宇多田ヒカルが同じ空間で歌っている」という事実が凄すぎて記憶が飛んでます。笑
終わりのない苦しみを甘受する辺りから無事記憶が戻りました。
“口から音源”というのは歌が上手いことの褒め言葉だけど、音源どころではない歌の“凄み”を感じ、「これが宇多田ヒカルか…!」と改めてドキドキする。

その後は、『道』からの『traveling』でノリノリに!
宇多田さんのパーソナルな部分を歌った『道』は、緊張感のある曲だと思っていたけど、超ノリノリナンバー『traveling』になんの違和感もなく、むしろ気持ちよく移り、音楽のパワーを感じました。
その後、またもや大好きな曲『COLORS』が、サビから入ります。聴き入りながらも乗れる。

ここで短めのMCを挟み『Prisoner Of Love』で宇多田ダークサイドへ…。

と思いきや『Kiss & Cry』で再びライトサイドへ。
イントロ最高。金色のライトが、金管楽器みたいでした!

ライブに行くと、普段聴いてた曲のイメージが更新されるという経験を多くの人がすると思うけど、私にとって今回それに当てはまるのは『SAKURAドロップス』でした。
最後の盛り上がりが凄まじくて。激しくも美しい感じで。
和楽器なんてどこにもないのに、とても“和”を感じました。ドラムが和太鼓のように聴こえたり…。不思議な体験をしました。まさに体験でした。

その後の『光』も音源とは違う印象を受けました。
イントロのアコギ(だと思う)がかっこよかった。

その後、
『ともだち』『Too Proud』をコンテンポラリーダンサーと披露する宇多田さん。
以前SONGSの対談で「宇多田ヒカル劇場ができる」という言葉が出てきましたが、まさに劇場のようでした。
宇多田さんも時々ダンサーに合わせ、体を動かしながら歌います。
ダンサーがそばにいると、宇多田さんの何気ない手の仕草やドレスの揺れまでもダンスの一部に見えてくる不思議。
『ともだち』の「墓場に〜」のところで十字架を表現したところで鳥肌。ゾクッとしました。
ダンスとそうでない部分の境界が曖昧になる、これまた不思議な体験。

“境界が曖昧になる”といえば、
こちらも“対談”と“コント”の境界が曖昧に…笑
又吉直樹さん、いや、又吉ラフターインザダークさんと宇多田さんの対談がスクリーンに映し出され、私達は席に座って楽しみました。
(絶対痛いよね…あれどうやってやったんだろ…。)
個人的に、熊のヘルメット(?)がツボでした。笑

映像が終わると、
宇多田さんが中央のステージから登場。『誓い』を披露。(さっきよりも、「近い」!)
続けて
真夏の通り雨』『花束を君に』を歌う宇多田さん。
花束を君に』で、ガン泣き。青臭い小娘なんかに、あの曲の深みは到底理解できないって考えていたけど、理性より感情が前のめりました。(隣のお兄さん、絶対ひいてた…)

前方ステージに戻り、『Forevermore』を披露。
ドラムがかっこよかった!!!

そして、
『First Love』そして『初恋』と続きます。
『First Love』で、会場が一体になった感じがありました。みんなで手を振ったり歌ったり、とかはないんだけど、お客さんそれぞれが、この歌にそれぞれの思い出や気持ちを委ねているんだなぁという感じがありました。

『初恋』は、さっきよりも“恋してる自分”に意識的になっている曲。初期から応援されてる方はこの流れ、泣くんじゃないか。
歌を聴いているというより、素晴らしく美しい詩を聴いているようでした。

本編最後は、『Play A Love Song』。
「みんなの楽しみ方で楽しんで!(意訳)」という宇多田さんの言葉で、皆さんそれぞれに手拍子をしたり体を揺らしたりしていました。
虹色のライトが、ひとりひとりの楽しみ方や気持ちを表現しているようで、いいなぁと感じました。
CMのイメージもあって、“白”のイメージを持っていたけど、これまた今回のコンサートで更新されました。

本編終了後、アンコールを求め、それぞれスマホを出し、ライトで宇多田さんを呼び出します。笑
振り向くと、綺麗な光景。

『俺の彼女』のベースでアンコールが始まります。後ろのスクリーンに、赤地に黒のシルエットが映し出され、絶妙な色気が。
これも大好きな曲だったので嬉しかった!
この曲の低音からは、宇多田さんのお母さまを思い出させるような、ブルースみたいなのを感じました。

バンドメンバー紹介を挟み、
発売20周年となる『Automatic』を披露!
ギターかっこよかった〜!!!テンション上がった!ぴょこぴょこしてたのも可愛かった。笑

20年前の今日、この曲がランキング2位になり、1位はだんご三兄弟だったというMCが。笑
ここ(だったと思う)で、スタッフさんへの感謝の言葉を口にします。音響さん、照明さんから、舞台の組み立てさんへも感謝する宇多田さん。スタッフさんは、2時頃まで解体作業を行うそうです。
宇多田さんの人柄、思いやりが感じられるMCでした。

そして「あ、この前置きは来るな…」と事前に涙をうるませていたら(早い)、やはり。
宇多田さんのご両親への感謝の言葉が。
自分の才能を見出してくれたお母様と、デビュー当時学生だった宇多田さんをプロデュースされていたお父様への思いを語ります。
亡き母・藤圭子さんへの思いはよく語られていたけど、お父様への気持ちはあまり私は聞いたことがなかったので貴重でした。

ラストは『Goodbye Happiness』で締めます。
この曲があるから、全ての終わりも笑顔で迎えられる気がします。


以下、バラバラメモ感想


宇多田ヒカルさんがデビュー20周年ということは、私はほぼ“宇多田ヒカルのいるJ-POPシーン”しか知らないことになる。
年齢層がかなり広かったので、宇多田さんの歌とともに青春時代を過ごし、就職し、家庭を築いてきた方もいらっしゃったと思う。

不況から始まって、震災が多く、ネットの登場で自由になったようで隅々まで同調圧力がかかっているような時代で。
でも同時にそれが、宇多田ヒカルさんと生きることのできる時代でよかったです。
“個性”がとても叫ばれる中で、あんまりにも平凡で普通でも、「普通が一番だよ」と歌う宇多田さんが好きです。

コンサートの最後は丁寧なお辞儀で締めくくった宇多田さん。
どこまでも謙虚な方だと感じました。自分の胸に手を当てます…。
観客にも「ありがとう」と言っていたけど、こちらこそありがとうございましたと言いたいです。



アリガタビーム!!(ノ・_・)‥‥…━━━━━☆ピーー